奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド@東京都美術館
概要
伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、岩佐又兵衛、狩野山雪、白隠慧鶴、鈴木其一、歌川国芳の8名の代表作を一堂に会した美術展。
感想
8名それぞれに特徴があり、とても楽しめました。個人的に好きな作品を紹介します。
■伊藤若冲:蝦蟇河豚相撲図
伊藤さんと言えば、鳥系のイメージが強かったのですが、これは蛙とフグが相撲をしている水墨画で、コミカルでとても可愛らしかったです。
■曽我蕭白:群仙図屏風
奇妙というかグロテスクというか…表情がなんとも言えず思わずじーっと観てしまう作品。
■長沢芦雪:方寸五百羅漢図
3㎝四方?の中に細かな絵が!
前期に展示されていたとは知らず見逃しました!観てみたかった…岩佐さんの作品は細やかで繊細なものが多く見とれてしまいます。
■狩野山雪:梅花遊禽図襖
鳥肌が立ちました。本当に美しいです。
白隠さんの作品は日本画の繊細なイメージを良い意味でぶち壊してくれる人です。どの作品も楽しかったですが、鬼味噌を食べてみたいのでこの作品を。
■鈴木其一:百鳥百獣図
ずっと観ていて飽きない作品です。青色が美しい。
かっこいいの一言に尽きます。構図が好きです。
つぶやき
伊藤若冲さん目当てに行きましたが、どの作品もすばらしくて図録を購入してしまいました。それにしても東京都美術館の展覧会は毎回素敵ですね。次回はクリムト展。また観に行きたいと思います。