二度目の夏

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あらすじ

何不自由なく育った田宮慎一郎(東出昌大)は、代々続く田宮家の会社を継ぎ、六代目社長となった。そして二年前の11月、美しい娘・いずみ(水上京香)を娶った。

結婚して二度目の夏、二人の姿は郊外の別荘にあった。

夏の間、街中から別荘に居を移すのが、田宮家の習慣だったのだ。別荘には先代から仕えている今や相談役とも言うべき落合道子(片桐はいり)、家政婦の前田早紀子(清水葉月)、そして慎一郎の後輩でもあり親友でもある北島謙吾(仲野太賀)という若者も滞在していた。

慎一郎が東京へ出張している間、いずみの遊び相手をつとめる謙吾。そんな二人を見るにつけ、悪い噂が立つことを、道子は心配していた。

道子は慎一郎に、いくら何でも北島といずみの距離が近すぎる、と進言するが、慎一郎は相手にしない。

東京出張が功を奏したので秘書の上野忠(菅原永二)も喜ぶ。慎一郎は、上野忠と家政婦の早紀子が内密に会っていることを知っていた。

やがて、道子の心配した通り、いずみと謙吾に噂が立つ。

噂はいずみの体調を悪くさせた。慎一郎は仕事でつきっきりになれないからと謙吾にいずみのそばにいてあげるように頼んだ。そしていつしか早紀子の気持ちが謙吾に移り、彼がいずみの看病をすることを妨げるようになる。そのことを感じた上野忠は謙吾に激しく嫉妬する。

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ある夫婦。彼らの周りの男と女。ある夏。ある別荘。

嫉妬という人間の感情がドラマを生む。

――「嫉妬」にさいなまれた男が最終的にとった行動とは―――?

物語は、不穏な結末へと転がってゆく―――。

 

感想

あらすじを読む限り、よくある三角関係、愛憎劇ね、と思っていたのだが、ラストは衝撃。もはや愛憎劇というよりホラー。タイトルの「二度目の夏」は結婚して二年目という意味の他に、片桐はいりにとって二度目の夏ということなのだと。ラストが恐くて目が覚めた。ちなみに、途中はまさに愛憎劇なのだが、舞台の男女って、どうしてこうも面倒くさい考えをするのだろうといつも思ってしまう。考えすぎてて生きるのが大変だろうなぁ(お気楽な考えだと舞台にはならないんだろうけど)

東出昌大は背が高くて舞台に映える!存在感があってついつい目で追ってしまった。仲野太賀は思ったよりもかなり爽やかだった。ギター&歌がしびれた~。

ちなみに、小劇場での舞台鑑賞はほぼ初かも。友人に誘われて観に行ったので最初は特段興味はなかったものの、小劇場での舞台にハマりそうな予感…。

 

TODO

・舞台を見に行く(今年度中)