マンガでよくわかる怒らない技術
マンガでよくわかる怒らない技術
島津良智 著、星井博文 漫画原作、アサミネ鈴 作画 フォレスト出版
ざっくりいうと
怒らない技術シリーズを漫画化したもの。新作スイーツ発表会イベントのリーダーに抜擢された主人公が、思い通りに動いてくれないメンバーに怒りをあらわにするものの、怒らない技術を実践することで、イライラが消えチームがひとつになっていく。
胸にささった文章
・ 怒りの8割は、自己満足のために表出している不要な怒り(p6)
・相手を変えようと思うのではなく、望む行動を相手から引き出すために何が出来るかを考えることが大切(p23)
・感情コントロールの基本はすべて自己責任(p70)
・怒るのを我慢するからストレスが溜まるのは誤解→きちんと伝えること(具体的な事実・具体的な影響・自分の感情・相手への尊重)が大事(p142)
・相手がこう思っているんじゃないか?という思い込みをなくす。相手が決める問題を、自分の問題として解決しない。(p149)
感想
漫画ということもあり主人公にすっかり感情移入してしまった。アンガーマネジメントのポイントが腹に落ちる落ちる。
上記のほかにも気になった言葉が色々。
p34のコラムに出ていた三浦知良の話がすごい。私なら「このくそじじい!」って言っちゃいそう。見習うべき人である。
あと、「出来事には何の意味もない」という言葉。出来事に対し、どういう感情が芽生えるか、それが負の感情であればどうコントロールするかが大事。人生うまくいかないことが普通なので、うまくいかないことを楽しまないともったいないのである。くよくよ、いらいら、もやもやで頭がいっぱいになるのは非常にもったいない。
漫画らしく、怒らないだけで人生がうまくストーリーになっており、いくらなんでも出来すぎだなぁと思う反面、騙されたと思って試してみる価値はある。
ということで、早速試したものの、望む行動を引き出せず、結局ねちねちとイヤミを言い続けるという最悪な結果に終わったのでした。人生日々勉強。
TODO
・怒りの記憶をつける(第一感情も記録)
・毎日怒らないと決める←怒ったとしても第一感情を見つけて伝える
・上司学(http://www.leaders.ac)を調べる
・不安をなくす技術を読む