再読・伊坂幸太郎

ネガティブモードのときは小説を読むに限る。特に、ありそうでありえない設定、かつ私の好きな作家の作品だと現実逃避が可能。

ということで、ネガティブ期間中に以下の本を再読。ほぼ一気読みです。

 

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

 
モダンタイムス(上) (講談社文庫)

モダンタイムス(上) (講談社文庫)

 
モダンタイムス(下) (講談社文庫)

モダンタイムス(下) (講談社文庫)

 
魔王 (講談社文庫)

魔王 (講談社文庫)

 

伊坂さんにハマったきっかけは映画。何気なく入った映画館で上映されていた、アヒルと鴨のコインロッカーでやられました。

伊坂さんの好きなところは、

・見事な伏線はり(そして確実に回収)

・昔の作品の登場人物が何気に登場する(ファンにはたまらない)

・仙台在住(東北を好きな人に悪い人はいない)

といったところ。とにかくハマる。

久々に再読したけれど、最初に読んだときと変わらず面白かった。特に「魔王」

主人公が頭のなかで反芻する「考えろ、考えろ、マクガイバー」。初めて読んだ当時、上司から「常に考えろ」とよく言われていた時期だったので、主人公にすごく共感。そのため、いまだに仕事でテンパってくると、「考えろ、考えろ、マクガイバー」の言葉が蘇ってくるのである。うん、ネガティブモードのときこそ考えろマクガイバーですね。

 

伊坂さんの作品は超ハッピーエンドではないけれど、明日への希望が持てるものが多い気がする。これらの作品を一気に読んで、リフレッシュ&気持ちを新たに頑張ろうと思えたのでした。