だれも知らないレオ・レオーニ展@板橋区立美術館

大好きな絵本作家であるレオ・レオーニの展覧会に行ってきました!

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概要

小さな黒いさかなの『スイミー』、詩人のねずみ『フレデリック』。レオ・レオーニの絵本に登場する魅力的な主人公たちには、作者自身の姿が投影されています。レオーニは、ヨーロッパとアメリカ、グラフィックデザインとファインアートといった異なる世界を自由に行き来しながら、自分とは何者か模索し続けました。若いころから政治活動にかかわり、芸術家の社会的な役割を意識し、さまざまな葛藤の中で自分のやるべきことを見つけていきました。

今回の展覧会では人気の絵本原画はもちろんのこと、多数の油彩画や政治風刺イラスト、制作のためのスケッチなど、これまで公開されることのなかった作品も多数ご紹介します。「だれも知らない」レオーニの深く、魅力的な世界を知る貴重な機会です。

 

感想

去年の夏に損保ジャパン美術館で鑑賞した以来のレオ・レオーニ展。

去年は絵本を中心にした展覧会だったけれど、今回は絵本作家になる前の広告代理店やグラフィックデザイナー時代の作品も展示されていて興味深かった。デザインが今見てもオシャレ。

絵本の制作過程も少し展示してあって面白かった。レオさんは緻密な人なんだな。

そして一番面白かったのはレオさんのドキュメンタリー映像(約22分)。当時86歳のレオさんが自身の作品について語っているのだが、とにかく自由!

杖で作品をガンガン叩いたり、作品に蜂が棲みついているのを怖がったり、趣味でオルガンを始めたり。ユーモア溢れる自然体なその姿、可愛らしいおじいちゃんという感じ。絵本作家は心が自由なんだろうな。

館内は一部を除き撮影OK!なんと太っ腹なのでしょう。

それにしても、板橋区立美術館は良い展覧会を企画しますな。入館料安いし。

とても楽しめました!