落日の轍 小説日産自動車


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落日の轍  小説日産自動車

高杉良  文春文庫

 

■ざっくりいうと

日産自動車を舞台にした経営と組合の物語。実録小説。

 

■胸にささった文章

人智が進んで、いかに企業が近代化しようとも、その安定した基礎は所詮、昔ながらの人間関係にある。(P31)

 

■感想

読了して思ったのは、本当にこのようなことが日産で起こっていたのか?という疑問。思わずネット検索した結果、事実だったことに驚愕した。労使の連携は必要だと思うが、ここまででしゃばる組合が存在していたことに本当に驚いた。何のための組合なのか。これでは会社のためにも労働者のためにもならない。

ちなみに、私もイチ会社員なので組合に属しているが、組合活動はどうも苦手である。以前、支部大会に参加したが、その雰囲気が大学のチャラいサークルみたいな感じがして、それ以来、大会には参加していない…