新装版 会社蘇生
新装版 会社蘇生
ざっくりいうと
老舗商社である小川商会が舞台。会社更生法を申請した小川商会を再建させようと、保全管理人である主人公が獅子奮迅の活躍をする。主人公のモデルは、倒産処理の第一人者と称された弁護士、三宅省三氏。
感想
本書は1988年に刊行された本の新装版である。30年以上前の作品なのにまったく古くささを感じない。主人公 宮野英一郎の仕事にかける情熱たるや、すさまじいものがある。会社員経験はないのに、誰よりも会社のことを真摯に考え行動する姿、本当に格好よい。
本書にある「自らのいちばん優れている点を信じて最善を尽くす」という言葉が胸にささった。
私の優れている点って何だろう?思い付かない…
私も情熱を持てる仕事をしたい。