お友だちからお願いします

f:id:dawadawa:20190916103940j:image

お友だちからお願いします

三浦しをん  だいわ文庫

 

■ざっくりいうと

著者曰く「全編がゆるーい日常をつづったエッセイ」。新聞や雑誌に掲載された連載もの、単発もののエッセイを収録している。

 

■感想

三浦しをんさんの作品は、小説とエッセイでかなりのギャップがある。小説は青春ものからシリアスものまで何でもござれ的なのに、エッセイは途端にゆるーくなる。日常にある些細なできごとを面白おかしく書くので、思わずプッと吹き出してしまうこと数回。家で読まないと不審者になってしまう…

そんな面白さの中にも「祖母の死」(P86)での死生感や、「春のさびしさ」(P131)の何気ない幸せや、「男のかわいげ」(P293)のロマンティックな部分が描かれていて、時にしんみりさせてくれる、そんなエッセイである。

元気のないときにまた読もう。

 

■TODO 

三浦しをんの別のエッセイを読む(今年中)

出羽三山(月山、湯殿山羽黒山)に行く(3年以内)