しをんのしおり
三浦しをん 新潮文庫
■ざっくりいうと
三浦しをんのエッセイ集。テーマを四季に分け、それぞれの季節に合っていたり合っていなかったりするエッセイが綴られている。
■感想
相変わらず三浦さんのエッセイは面白い。特に妄想劇場。「おいおい、そこまで考えるか」という所まで妄想を繰り広げてくれるので、ついつい笑ってしまう(高倉健の妄想は実際にありそう。)
起伏のない日常の中にこそ、面白いことやヘンなこと、怒りが炸裂するようなことがあるのだ、という信念のもと書いたエッセイ。でも、なんてことない日常をこれだけ面白おかしく描けるのだからやっぱり三浦しをんってすごい。
日々の生活に疲れたときに読み返したい作品である。