戦略思考トレーニング
戦略思考トレーニング
鈴木貴博 日経文庫
ざっくりいうと
クイズを解きながら読み進めていくうちに、戦略思考力を身につけられる本。
胸にささった文章
・欠点を長所として褒める練習をすると、どんどん頭が柔軟になる(p24)
・物事を因数分解(ブレークダウン)し、ひとつずつ潰しこんでいく方が正解にたどり着きやすい(p72)
感想
クイズ形式で非常に読みやすい&分かりやすい本。
戦略思考は、コンサルタントや本社の企画部門の人間だけが必要な知識ではなく、社会人なら全員身につけて損はない知識である。
そう考えると、私は計算、数字がやはり苦手…ぱっとフェルミ推定できるコンサルタントって純粋にかっこいいな!と思った。また、仕事を進めていくなかで、仮説思考はぜひとも身に付けたい。私は時間をかけてすべてを調べていくタイプ(と言いつつ、結局時間切れで当たりをつけた部分のみ集中的にやるのだが)なので、効率的に展開できる術を身に付けたい。
本の中では、アメリカのカジノの話が好み。カジノで顧客満足度を調べた結果、賭けに勝つことよりも従業員の笑顔の方が重要であることがわかり、不正を監視するためのカメラを使って従業員の笑顔を数えることにしたそう。こういった予想もしない気づきって、今のAIではまだできないだろう。
柔軟な思考・発想をするには、幅広い見識が必要であり、そのためには読書、異業種の交流、新聞が大事だと感じた。
TODO
・ジョエル・バーカーのパラダイムの魔力を読む
・くらたまなぶの「リクルート「創刊男」の大ヒット発想術」を読む
・MBT(健康シューズ)を調べる
・仮説思考の本を読む
・新聞を毎日読む
・経済書を読む
・異業種交流会、セミナーに参加する