努力しない生き方

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努力しない生き方

桜井章一  集英社文庫

 

ざっくりいうと

麻雀界で20年間無敗の伝説を築き、雀鬼と呼ばれる筆者が、生き方について説いている本。

 

胸にささった文章

・努力ではなく工夫。工夫があれば何事も楽しくできる(P15)

・心と体は表裏一体のものなので、体が柔らかければ心もおのずと柔らかくなるものだ(P37)

・勝つことを求めず負けない気持ちでやる(P50)

・ダメな部分だけを対症療法のように正そうとしてもかならず無理がある(P82)
・教えるのではなく接する(P178)

 

感想 

筆者が雀士ということで若干の偏見を持ちながら読んでいたのだが勉強になった。要はあまり力をいれて頑張りすぎないということ。ただ、仕事やプライベートで力を入れるべきこともきっとあるだろうから、さじ加減が難しい…等身大の自分を受け入れることが大事だと感じた。
 思えば、私は邪念が多すぎるかもしれない…お金を稼ぎたい、周りから優秀に思われたい、同期よりもは一歩リードしたい…これって本当に大事なこと?

欲があればキリがない。仮にその欲望を満たしたとしても次の欲望が来る。足りない部分を見るのではなく、今あるもので納得することが大事である(もちろん夢や目標を持つのは大事だけれど)。そしてこれは他人に対してもそう。欠点を見るのではなく、良いところを見つけ、接していくということが大事である。