超・箇条書き 「10倍速く、魅力的に」伝える技術
超・箇条書き 「10倍速く、魅力的に」伝える技術
杉野幹人 ダイヤモンド社
■心に刺さった点
・情報過多の現代にとって、読み手や聞き手にとっての情報処理の負荷を減らすことが重要
・メールは読み飛ばされやすいメディアであり最初の1~2行ですべてが決まるといっても良い
・書き手本位ではなく、いかに相手の立場になって考えられるかが重要
■ポイント
①構造化→全体像を一瞬で理解するようにする
・状態や現象は自動詞、行為は他動詞にしてグルーピング(他動詞は主語+述語)
・体現止めに注意。未来・現在・過去のいずれのことかわからなくなる恐れ
・直列と並列。直列の場合は時間軸を整理する
・頭に「3つの課題がある」「2つの対応が決まった」などの見出しをつける
②物語化→相手に関心を持ってもらう
・相手が気になることを最初の文に持ってくる
・全ての情報を伝えず、相手が欲しいと思う事柄のみ伝える
・固有名詞を使って具体的に、生々しく
③メッセージ化→相手の心に響かせ行動を起こさせる
・当たり前のことを書かない
・「◯◯するのではなく、△△する」といった否定や比較を使うことで、伝えたいことを明確化する(例:長時間労働に走るのではなく、生産性を上げる)
・具体的な数字を入れる
■感想
たかが箇条書き、されど箇条書き。本書を読む前は、自分は出来ているから問題ないと思っていた。でもそれは完全なる思い込み。
かなり刺さったのは、相手が行動してもらえるような文章を書くことと、メールは読み飛ばされやすいツールであるということ。メールは証跡が残るツールなので、仮に受信側が読まなくても、送信側の自分としては読まない相手(受信側)が悪いと主張できると思っていたのだが、本当は読ませる文章を作らない自分が悪いのだなと反省した。
相手に読んでもらえるように、相手を思い、簡潔な文章を書けるよう意識していきたい。
■TODO
・会社メールは超箇条書きにする(即日)