書物愛 日本編

書物をテーマにしたアンソロジー

短編9作が収められている。

書物愛 日本篇

書物愛 日本篇

 

読んだきっかけは先日訪れた梟書茶房。座席にあった本はこの海外編だったけれど、日本編を読んでみました。

 

夢野久作は読んでみたいと思っていた作家。文体が独特で一番印象に残っている。あとは出久根達郎の楽しい厄日かな。不思議な感じの終わり方は好みです。

この本を編纂した紀田順一郎さんはよっぽど本が好きなんだろうな。

海外編も読んでみよう。

 

最強の経営者

骨太な一冊。

アサヒビール中興の祖と呼ばれる樋口廣太郎を主役とした小説。

さすがの行動力。社長業は行動力、決断力、情報収集力、そして何より情熱がないと務まらない。樋口さんはとにかく熱い男である。

 

そして、アサヒビールは文化事業にも力を入れていることを恥ずかしながらこの本で知った。

京都のアサヒビール美術館、素敵すぎます…行きたい場所が一つ増えました。

アサヒビール大山崎山荘美術館

経済を動かす地位にいるからこそできる大規模な文化事業。こういう立場で芸術に参画するのもきっと楽しいんだろうなぁ。

 

本を読んで思ったのは、仕事量の多さ。特に会長職、相談役以降は色んな会の議長や理事を務めている。余生はのんびり過ごしたいと思う私には、異常とも思える大変さ。しかも、今までの業務に関係ない会の議長を任されることもあるので日々の勉強が大事な模様。

こんな偉い人でも努力している(かなり上から目線の言い方だけど…)のだから、下っ端の私はとにかく新しいことも貪欲に挑まねばならないのだと改めて思い知らされた一冊でした。

 

ゆうらん

ゆうらん

夕ラン

夕RUN

 

今日は仕事が早く終わったので、初めて夕方にランニングしてみました。

仕事で頭を使ったので、体も使って疲れさせないとね。

まだ1キロ走るのでやっとだけれど、気分はスッキリ!ときには仕事を早く終えてランニングするのも良いなぁと思ったのでした。

 

今日のポジティブ日記

・18時台に仕事を終えれた

・他部署のリーダーや大阪に行った先輩とメールができた

・ランニングで汗をかくのが気持ちよかった

・食べたいと思っていたカニクリームコロッケを食べた。うまうま。

板橋区立中央図書館はよい!

緊急事態宣言が発出される前に板橋区立中央図書館に行ってきました。

↓公式Twitter

板橋区立中央図書館(公式) (@chuolibitabashi) | Twitter

 

お目当ては、いたばしボローニャ絵本館。

 

結果、とても良かった!

絵本館は著者ごとに作品が並べられていて見応えあり。一日いても飽きなさそう。外国の絵本って、絵柄や色彩にお国柄が出るから面白い。綺麗な絵本は魅入ってしまう。とにかくたくさんの絵本があるから、それだけでワクワク。

また、図書館も新館だけあって綺麗で楽しい。

短時間の滞在だったのでイマイチ本の配置が分からなかったけど、ブラブラして目に留まった本を読んでみる&借りてみるというのも良いかなと。

 

そして、図書館についていろいろ調べていたところ、私が読みたいと思っている本がかなりの確率で所蔵されていることが発覚!

新刊も予約待ちさえ気にならなければ図書館で読めるのね。

今年は読書をがんばろう!

 

ルンルンを買っておうちに帰ろう

ルンルンな本

ルンルンを買っておうちに帰ろう (角川文庫)
 

初版は1982年。私、産まれていない…

でもそれほど古めかしく感じないのは、さすが林真理子という感じ。

 

女の嫉妬は思い当たるところがあるけれど、異性のことばかり考えていたりお金大好きっていうのは私とちょっと違うかな…

私の知っている林真理子は、葡萄が目にしみるという、田舎で素朴で純粋に育ってきた女の子のイメージが強かったのだが、大人になるって怖いですね笑

何でもあけすけに語る姿、尊敬します!

ルンルンにはならなかったけど、こういう考えもあるんだなと楽しく読めました。

 

—INSIDE THE COLLECTOR’S VAULT, VOL.1— 解き放たれたコレクション展@WHAT

奈良美智さんの作品を観に天王洲アイルのWHATへ。

—INSIDE THE COLLECTOR’S VAULT, VOL.1—解き放たれたコレクション展 | 寺田倉庫WHAT

昨年オープンした現代美術館。それまでは建築に特化した美術館だったそうな。

 

本展の他に「謳う建築」という企画展も開催。建築のことはまったく知識がないが見るのは好き。数学的芸術を感じますよね。

さまざまな家の模型が展示されていて、建築関係の人にとっては堪らないのだろうけど、私は単純にこんな家に住みたいなー!という感想。緻密さが楽しかった!

 

そしてコレクション展へ。高橋龍太郎さんという精神科医と、Aさんという2人のコレクターの作品を展示。

高橋さんは草間彌生会田誠、ほかにもさまざまな現代美術家の作品を収集している模様。

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この作品、色遣いがとても素敵だった!

あと撮影NGだけど、野澤聖さんによる高橋さんの肖像画がよかった。体験型の作品で、高橋さんの肖像と草間さんの作品が対になっている感じ。肖像がてっきり写真だと思いきや、鉛筆で描かれてるんだと(美術館の若いお兄さんに作品解説してもらいました)。他にも台座の六角形の意味、対にしている理由、天井の木の枠組みも作品の一つだったりと解説していただいたおかげでこの作品の理解を深めることができました。美術館の人の話を聞くって良いですな。

 

そしてAさんは私の本命、奈良美智さんのコレクター。初期の作品がたくさん。

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ロック

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浮世絵に落書きした感じ

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怒り狂った際の私(頭に炎)

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なんか奈良さんっぽくない!題名が悟空岩木山遠望。たしかに岩木山だ…

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これも奈良さんっぽくない!足が妙に艶かしい。

 

他にも作品が色々と。奈良さんの初期作品は、クスッと笑えて面白い。今の作品も良いけど、個人的には初期作品が好みです。コレクターAさんと仲良くなりたいな…

 

天王洲はとにかくオシャレな街でした。歩く犬もなんだかオシャレに見える…

コロナが増えて怖いけれど、たまには都会に出てお散歩するのも楽しい。

 

 

〜今日のポジティブ日記〜

・念願の美術館に行くことができた

・仕事、家族以外の人と会話した(作品解説だけど)

・オシャレな街を散歩した

 

 

梟書茶房に行ってきた

最近見た樺沢先生の動画の影響で、前から行きたいと思いつつ出不精により行けていなかったカフェに行ってきました。

梟書茶房@池袋エソラ

本と珈琲 梟書茶房 [FUKUROSHOSABO]

 

お目当てはパンケーキと本。

だが、本と珈琲のセットに魅かれてそちらを注文してしまった。なぜなら本のテーマが「ルンルン」だったから。

ルンルンって…しばらく湧いていなかった感情である。最後にルンルンしたのはいつだろう。そして、今の私に必要な感情でもある。何事もルンルンした心持ちでいたい。

ルンルンという言葉を使うだけで気分が明るくなる(気がする)

 

店内には雑誌や本が置いてあって自由に読める。また、1人用の座席にも本が置いてあり、私は平澤まりこさんの『イタリアでのこと』という旅エッセイを熟読。たまたま座った席にあった本との出会い、面白い。読みきれなかったからまたどこかで読もう。

 

今回座った席はキッチンと近かったのだが、店員さんの働きぶりが見ていてとても気持ちよかった。キッチンスタッフに対し「ドリンクありがとうございます」とお礼を言うホールスタッフ。お客さんが注文のベルを鳴らしたら誰よりも大きな声で反応するキッチンスタッフ。食べ終わったお皿をすぐ片付けてくれたり寒くないか気を遣うスタッフ。うーん、良い職場。

 

空間、スタッフ、料理、コーヒー、本との出会い、すべてに満足。ルンルンできた!