カミーユ・アンロ|蛇を踏む@東京オペラシティ アートギャラリー
■概要
1978年フランス生まれのカミーユ・アンロは、映像、彫刻、ドローイング、インスタレーションなどさまざまなメディアを駆使して「知」と「創造」の新しい地平を探求する作家です。作品は旺盛な好奇心に突き動かされた直観とリサーチにもとづき、理性と感覚の間を行き来する自由さにあふれています。アンロの関心は、文学、哲学、人類学、デジタル化された現代の情報化社会をはじめ、世界のあらゆるものに開かれています。しかしそれらを情報としてただ受け取るだけではなく、自分なりに咀嚼し、理解することによって広義の教養(すべてのものから学び、内在化したうえで活かすもの)として、天地万有的(ユニバーサル)ともいえる秩序と混沌の両義性をもった作品へとおおらかに昇華させるのが、アンロの最大の魅力です。
日本においてアンロの作品は映像を中心に紹介されてきました。本展は、大型のインスタレーション作品を含めた作家のこれまでと現在を、日本で初めて総合的に展示する機会となります。いけばなに触発された作品は、草月流の全面的な協力によって会場で制作され、日本での個展ならではの試みとなります。
アンロの作品の数々を通して、探求の先の答えは一つに収斂されることはなく、さまざまな矛盾や多義性の混沌のなかにこそ世界の理(ことわり)と創造の源があることを体感していただけることでしょう。
■感想
美術手帖のサイトに掲載されていて気になっていた本展。いかにも現代美術だなーという感じの展覧会でした。面白かった!
本のタイトルや内容を生け花で表現した作品。これは私の好きな作家、三浦しをんの舟を編む。凛とした感じが素敵。
働き疲れて。ホントにくたびれている…
川上未映子のヘヴン。下に落ちた花びら?葉っぱ?を含めて1つの作品。
私好みのシュールな絵。
部屋一室分を使った巨大インスタレーション。左奥のゾーンにやたらとBIGBANG(韓国のアイドルグループ)のポスターやら雑誌やらが置かれていた。好きなのかしら?
美術展は感性が磨かれる気がして楽しいです。オペラシティはコンサートを聴きに来たことはあったけれど、ギャラリーは初めて。まだ行ったことのない美術館・ギャラリーがたくさんあるので折を見て行ってみたいです。
■TODO
・まだ行ったことのない美術館に行く(とりあえず来年3箇所)